占いは発明だとか……?
子どものころに、数字占いにはまって以来、何でも数字占いに当てはめてものを考えるようになりました。
占いに夢中になってタロットや星占いを習いに行ったり、四柱推命の本を読みあさったりしてきました。
陰陽五行の講座を取ったこともありました。
学問として研究している先生のお話は面白かった。
「西に黄色、お金」というのは日本の占い師の発明だというのです。
確かに、今日本に伝わっている「五行大義」には西に黄色で金運というようなことはどこにも書いてません。
「陰が極まって陽と成る」という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、めちゃくちゃ簡単にいえば森羅万象、固定されたものは無いということで、西だから黄色ということはなくて、西に赤の意味合いがあったり、金の意味合いをもたせたりいろいろなのです。
西に黄色で金運というのを思いついて、体系を考え、今や日本で知らない人がいないほどの定番となっています。
この色の考えから派生して、お財布風水など日本独自の占いも生まれています。
金運を上げる色も国によって違います。
日本だったら赤字を連想する赤が金運のラッキーカラーとか、お金を流してしまうという青がラッキーとか、国によってラッキーカラーも違います。
占いは連想力が大事なのです。
そういったところから、学者の方は「占いは発明」と言い切るのだと思います。
学者の皆さんが風水占いを否定しているのではなくて、うらやましいのだそうです。
その発明により巨万の富を得て、そこから派生していろんな方法が編み出されているところからも、風水占いは「発明」と呼んでもいいですね。
星占いも、創造力の高さが物を言います。
タロットも、占者がカードの暗示をどんな風に読み取るかに面白みがあるわけです。
当たるかも数字占いは、ピタゴラス数秘術を主に使っています。
私がいつも使っているタロットはマルセイユ・タロットです
これは映画監督のアレハンドロ・ホドロフスキーが好きで、その流れでDVDBOXを買ったらタロットが特典でついてきたというところから始まりました。
私がタロットをするのは自分の考えを整理するためで、未来を占うということは無理だなと。
2月頃、友だちを数人占ったときに、⑯の神の家が何回も出てるのに、まさか世界中がとんでもないことになるなんて、頭の片隅にも出てきませんでした。
私にカードを読み解く力があればいいんでしょうけど。
タロットは思考の整理にいい感じ……?
私が数字占いやタロットをやるのは、考えを整理するためです。
人を占うときにも、そのことを伝えて理解してもらってから占いに入ります。
テレビで「今日の占い」を見ると、インスピレーションこそが大事であると感じます。
星の配置から連想されることを想像して言葉にするのですが、「しし座」から強さを感じ取って「鉄」や「ダイヤモンド」や「母親」と出してもいいわけです。
「鉄」から連想して、「今日は鉄分を取りましょう」とする占い結果を出してもいいと思います。
占い師の感性が一番大事で、占ってもらう側がそれに当てはまっていると感じたら「今日は焼き鳥屋さんでレバーを食べよう」という行動になったりします。
気象予報士が「曇だから鉄分を取りましょう」という方が信じる人も多くなるかもしれません。
気象予報士が根拠もなく「鉄分を取れ」なんて言うはずがないという信頼感もありますし、気象予報士が「鉄分を取れ」と言うときは科学的根拠があるはずだからです。
一方で占いに科学的根拠はありません。
西に黄色というのも、占い師さんの感性があってこそだと思うのです。
未来は変えられるというけれど……
私は数字占いで未来の出来事が分かるのかしらという感じで競馬占いをやっているわけで、やっぱり未来が見えたらいいなと思っています。
とはいえ数字占いで、地震がくるとか、失くしたものを見つけることができるとか、そんなことができるとは思いません。
失恋や事故に遭ったときにどんな風に考えるかというのは占えるのではないかと思っています。
「9」の暗示のときは、人を助けたいと考えているのに感情のぶつかり合いも多かったり。
「7」の暗示が来ると、それが余計なお世話であることに気がついて、人と距離があっても平気。
「4」の暗示だと、困ったことが起こったら、まじめになろう、整理整頓をしようと考えたり。
また、恋人とケンカしたときにどう考えるか。
彼が他の女と浮気していると思う……と感じる人。
彼が他の女と浮気したので別れたい……と感じる人。
彼が他の女と浮気したが取り戻したい……と感じる人。
彼が他の女と浮気したので慰謝料をとりたい……と感じる人。
すごく彼に尽くして振り回されて執着していたのに、一ヶ月も経たないうちに次の彼氏が見つかる人もいます。
縁というのは不思議なものですが、やはり当人の考え方しだいで人生は変るのだと思います。
現在、お客様という形で占ってはいませんが、人を占うとそれぞれの感性に触れるのが面白いところです。
仕事中心、恋愛中心、勉強中心とその人によって違いますし、どんなアニメや小説、映画を見てきたかでも感性は違います。
その人の生き様から生まれた感性によって、占いの受け取り方も違います。
占者の感性だけでなく受け取る側の感性で、変化するのも占いだと思います。
天気予報とは違うという……。
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