【数秘術とカード】「1」は先がわからないところを進む……だからリーダー?






「1」という数字について
「1」は一番最初みたいな、これから始まる感じがします。
数秘術ではリーダー的な性格だと言われています。みんなを引っ張っていくというよりも、先頭を歩くという意味合いが強いかなと思います。
切り開くとか、種を蒔くというふうにも言われているようです。

で、この切り開くというのは先は判らないという意味でもあります。
まず、一歩目を踏み出すときにどっち行くか決めないといけないのですが、決断するまでは迷っているということですね。
迷いながらも一歩踏み出すわけで、これが決断力があるとみなされるわけです。
また、先のことをあれこれ考えていたら一歩踏み出せない。
ということで、まあまあ無鉄砲なところがないといけない。
将来性に賭けようという感じで、若さにも繋がります。
何かを始めるときは、だいたいこんな感じですよね。年齢関係なく。


タロットのカードでは「大道芸人・LE BATELEUR」です。



この「大道芸人」のカードは、練習しまくってあとはデビューを待つばかりという意味もあるそうです。
カードは選択や決意の必要性も示しているものの、一方で何かを選んでしまうと「なんでもあり」という若さを手放すことになるよとも言っています。
「選んでいる最中」だから「なんでもありなんだ」という理屈は面白いですね。
決断できない状態、子どものままで飛び立てない、なんていう見立てもあります。
もしこの「大道芸人」のカードが出たら
「先のことなんか考えないで、まず始めてみたら」
と促していると考えたらいいと思います。
「とっとと決断しろよ」みたいに、ちょっと強めですけど。



平松 さとし (著)


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