カバラでは「５」という数字は、現実を越えたところへ向かうという意味があります。
新しい世界へ向かうのだけど、過去にきちんと根ざしているという感じです。
過去があるから、未来にすすめるということでしょうか。
「５」というと、よく「自由」がテーマになりますが、これは次へ進むという意味で「もう、ここには居たくない」という思いが強いのだと思います。
古来中国で「５」は陰陽五行説という思想など、とても重要な数字として存在しています。
陰陽五行説は、西に黄色とか財布の色は金色とか、日本の金運風水などの元ネタと言われているもの。
五行説というのは「木火土金水」の元素が万物を構成するといった思想です。
これが日本に伝わり陰陽道となりました。
安倍晴明は五芒星をシンボルとしてます。
インドでは「地水火風空」が宇宙の構成元素と考えられていたり。
「５」はとても重要な数
「５」のカードは「教皇・LE PAPE」
このカードの教皇は、未来を見つめています。
彼は教え子たちに神から受け取ったものを教えているところ。
このことから、この教皇は天と地を結びつける者として存在していると考えられています。
仲介者であり、指導者でありというところ。
占いで、このカードが出たら、
コミュニケーションの広がりとか、新しい人たちとの出会いに期待できそうです。
視野も広くなるとか。
視野が広がれば、人のアドバイスも聞き入れる余裕も出てきます。
進路に迷っていたら、誰かがアドバイスしてくれるという意味にもなります。
アドバイスなのか問題提起なのか、どちらにしてもそこから突破口を開くことができます。
このカードが出たら、とりあえず素直になってみると良いと思います。
自分がアドバイスする側、指導者側ではないのは確かです。
このカードは「理想をもたらす」と言われています。
ひげの人が教皇なんですが、カードには彼の教えを乞う二人がいます。
教皇は二人に理想への道をお示しになっているというわけですが、この理想というのがポイントです。
次の次元に行け……神秘な体験をしろ……とはいえ、人の指示通り動くのは怖いことなのでほどほどにした方が良いと思います。
「５」という数字ですが、行動的で運動神経が発達しているという意味があります。
競争本能もすごい。
それから危機一髪みたいな場面でとてつもない力を発揮するとか。
ただ、人の話をあまり信じなくて、自分で確かめないと動かないという面もあります。
強く出るのが「自由を求める」です。
「５」を持っている人は、大胆な行動をしたり、自分の決めた道を進んでるように見えます。
でも時々、頑なに動かないことがあると思います。
これは自分が体験したことしか信じないから。
人の噂や評判では気持ちが動かないのです。
これは「５」が安定の「４」と進歩主義の「１」からできている数だからと言われています。
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